錦鯉販売・らんちゅう販売専門店 / カトウ養魚場

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ようこそ
1517056番目の
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水作り


 1.水質
ペーハー(PH)7.2〜7.3
亜硝酸 0.00
硝酸 15PPM以下(私の、数字の記載間違いの可能性があります)
溶存酸素(DO)7.0〜8.4
以上が全日本愛鱗会飼育部会の水質基準(目標)として、かなり以前に会誌に掲載されていた数値です。
私も、この数値を一つの目安としていますが、全てをクリアすることは難しくてなかなか達成できません。このような理想的な水質でなくても錦鯉を飼育できますし、品評会へ出品できるように仕上げることもできますが、上記の項目の中で亜硝酸や硝酸が多いと病気発生の原因となり、溶存酸素の不足は直接鯉の生死に関係しますので特に注意が必要です。
また、目標とする水質達成の方法が問題で、新水(新しく注入する水)を増やして汚れを希釈したり、アルカリ性の物を入れて酸性を中和したりして、水質悪化の原因を放置したままで、表面上の数値を合わせているだけでは余り役に立ちません。
尚、最近では上記項目に加えて、水の硬度が低い方が良いと言われています。

  ペーハー(PH)
PHが下がる場合(水が酸性になる場合)は、濾過槽等の汚れを掃除して、併せてポンプによる曝気やエアーレーションを増やす方法をお奨めします。 池水が空気に触れることによりPHが上昇します(アルカリ性になります)。併せて溶存酸素が増えることにより、好気性バクテリアが活性化して、酸性になる原因の亜硝酸や硝酸を分解し水質を改善します。
カキ殻等を入れると酸性が中和されてPHは上がりますが、水の硬度も上がってしまうようです。特に、カキ殻が溶けてなくなるのが早い場合は、硝酸が多く発生している証拠とも言えますので注意が必要です。

  亜硝酸
当店では、0.05PPM以下を維持できるように心がけています。亜硝酸が多いと、いろいろな病気が発生する原因になるばかりでなく、鯉の体型異常・緋がとぶ(消える)などの原因にもなると言われています。
池の水が黄色から薄茶色に見える場合や、生臭い匂いがするのは、亜硝酸が多いサインですので注意が必要です。
亜硝酸の濃度を下げる方法
1. 新水の注入量を増やし、亜硝酸の濃度を薄める。
一番簡単ですが、緊急避難的な方法です。
2. 濾過槽などの汚れを掃除する。
亜硝酸の発生源となる汚物を取り除き、好気性バクテリアの再生を図ります。
3. 池の中のエアーレーションや水の循環ポンプを増やす。
溶存酸素を増やして好気性バクテリアを活性化させ、汚物の分解を促進させます。 同時に水が対流することにより水が動かない溜まり水がなくなり、池全体に酸素を行き渡らせる効果があります。
4. 市販されている水質改良剤(スーパークリーンC等)を使用する。
水質改良剤の働きで好気性バクテリアの活性を助け、汚物の分解を促進する効果があります。  スーパークリーンC以外にも、各メーカーからいろいろな製品が出ていますので、目的により使い分けてください。
5. ゼオライト等に吸着させる。
ゼオライト等の、亜硝酸を吸着する働きのある物を濾材として使用します。  しかし、ゼオライトは一定量以上の亜硝酸を吸着できませんので、定期的に塩水に浸けて再生する必要があります。
6. しばらくの間餌やりを中止するか、餌の量を減らす。 または、鯉の数を減らす。
汚物の発生を減らすことにより、濾過槽の負担を減らし、水質の回復を待ちます。 これも、緊急避難的な方法ですので根本的な解決が必要です。
7. 濾過機・濾過槽を増やす。
濾過機や濾過槽を増やして、濾過能力をアップさせます。詳しくは、濾過の項目をご覧ください。

  硝酸
以前は、硝酸が増えても錦鯉にはあまり影響がないと思われていましたが、最近では鯉の仕上がりや病気の発生と深い関係があると考えられています。 PHの項目にも書きましたが、カキ殻を使用している場合、カキ殻が溶けてなくなるのが早い場合は硝酸が多く発生している証拠と言えますので注意が必要です。
冒頭の理想的な水質の中で、15ppm以下と記載していますが、当店の池での計測では多いときでも5ppmを超えるくらいですので、15ppmは私の数字の記載間違いで、多過ぎるのかも知れません。
硝酸を減らす方法も、基本的には亜硝酸の場合と同じと考えて頂ければ良いと思います。
硝酸が最終的に窒素となり空気中に放出されるのは、嫌気性バクテリアの働きによるものですが、意識して酸素のない嫌気性の部分(酸素が十分に行き渡らない部分)を作らなくても、濾材の中の方(溜まった汚物の中の方)は酸素不足になりやすいので注意が必要です。
通常は好気性バクテリアの働きで、アンモニア・亜硝酸・硝酸の順に分解されていくのですが、池の状態により硝酸がまた亜硝酸に戻ってしまうこともあるようです。

  溶存酸素
錦鯉の池の濾過は、好気性バクテリアを主体とした濾過方法を使っています。
しかし、好気性バクテリアの働きで鯉が出した糞や尿等の汚物を分解するには、汚れを出した鯉が生命を維持するのに必要な酸素量の、2倍から3倍の量の酸素が必要だと言われています。 つまり、池の中に2倍から3倍の数の鯉がいるのと同じようなものです。
水作りには思ったより大量の酸素が必要ですが、水温が高くなるほど水中に溶け込む酸素の飽和量(最大に溶け込める量)が減りますし、水中に亜硝酸など他の物質が溶け込んでいると酸素が溶け込みにくくなります。 従って、水温が高くなり酸素の飽和量が減る上に、餌を大量に与えて水が汚れるので、夏の間や加温飼育している時は特に注意が必要です。
「午前中は餌食いが悪いが、夕方は良く食べるようになる。夕方大量に餌を食べるので朝は満腹で餌を食べない。」と言われる方がありますが、これは酸素欠乏(酸素不足)です。 日中は日光が当たり、池壁の藻や植物プランクトンが光合成で酸素を出すので溶存酸素量が増えて、午後から夕方は餌を良く食べるようになります。 逆に、夜間は藻や植物プランクトンが酸素を消費するので酸素量が減り、夜中に酸素欠乏になるので朝や午前中は餌食いが悪くなるのです。
各水温の酸素の飽和量は、15度で9.76ppm、20度で8.84ppm、25度で8.11ppm、30度で7.53ppmと、水温の上昇により減っていきます。酸素を出す植物プランクトンが繁殖して青水になった池で、日中に計測すると飽和量が低い夏でも12ppmから16Ppmという時がありました。当店では、一番酸素量が減る明け方に計測して、各水温の飽和量の80%を下回らないように注意しています。
また、当店にある約10メーターを3槽に区切った濾過槽での計測では、濾過槽の最初の部分と比べて最終槽では0.2ppmから0.3ppmの溶存酸素が減っていましたので、それだけの量の酸素がバクテリアによって消費されているのだと思います。
溶存酸素を増やすために、十分なエアーレーションや爆気をして水中に酸素を溶け込ませてください。空気と水が触れている時間が長いほど、空気と水が触れている面積が大きいほど酸素が溶け込みやすくなります。同じエアーポンプを使ったエアーレーションでも、細かい泡が出るエアーストンを使うと、泡が水中に長くとどまるので酸素が溶け込みやすくなります。
空気中の溶存酸素が、ほんのゼロコンマ何%か減るだけで体調を壊す人が出てくるそうで、最近では酸素を発生させる器械やエアコンが発売されました。
錦鯉の場合も、酸素不足は餌食いが悪くなるだけでなく、鯉にストレスを与え健康を害することが考えられます。水中では水温による溶存酸素量の変化が大きいので、注意が必要です。

  硬度
最近では、水の硬度が低い方が良いと言われるようになり、軟水器を使用される方がいらっしゃいます。 硬度が低いほど良いとのことですが、コンクリートから出る物質や餌に含まれる成分があるので硬度0にはならないそうです。
池の水は汚れていて軟水器に入れるとイオン交換樹脂が傷むので、池に入れる新水の配管に軟水器を取り付けますが、新水の硬度と注入量により使用する軟水器の大きさが決まります。軟水器の中に入っているイオン交換樹脂は、定期的に塩水で再生する必要があります。
当店では使用していないのではっきりとは申し上げられませんが、使用されている方によると次のような利点があるそうです。
1. 紅白などにシミが出にくく、浅黄や秋翠などが黒くなりにくく、光物の光がくすみにくい。 また、そうした状態の鯉が元に戻りやすい。
2. 緋くい症が出にくく、症状が改善する。
3. 鯉が健康に育つ。
4. 鯉の仕上がりが良い。
5. 野池上がりの鯉のように、柔らかい感じに育つ。


 2.濾過
濾過方法や濾過器具は年々改良され、次々と新しい方法や器具が発表されています。 水が綺麗になり、鯉が健康で美しく育ち、掃除などの維持管理が簡単で、設置や維持に費用がかからない方法が理想ですが、理想的な濾過方法や濾過機を見つけるのはなかなか難しいようです。
濾過方法を大きく分けると、次の二つになります。

  生物濾過
濾過槽に濾材を入れて、濾材に繁殖した濾過バクテリアの働きで汚物を分解して、水を綺麗にする方法です。 錦鯉の場合は、主に好気性バクテリアを利用した方法が利用されています。 濾過槽の大きさ、濾材の量、水の流れの速さや水量、魚が出す汚物の量、濾過バクテリアの働き、溶存酸素の量などのバランスが取れていれば、ほとんど手をかけなくても汚物は分解されて水がきれいになります。
しかし、飼育されている錦鯉の数(錦鯉が排出する汚物の量)に対して、一般的に使われている濾過槽の能力は不足している場合が多いので、汚れが溜まったら掃除をするか、物理的に汚物を濾し取る濾過機を併用して、汚物の量を減らすことが必要になってきます。
濾過槽の最後の部分に汚物が溜まったら、濾過槽の掃除が必要と考えて頂いた方が良いようです。
また、当店の「特製色揚げ飼料」のようにフンの量が少ない餌を使い濾過槽の負担を軽減したり、水質改良剤を使い濾過バクテリアの働きを助けるのも良い方法でしょう。
余談ですが、濾過機のメーカーの方が鯉の数が多過ぎるかなと感じるときでも、愛好家の方は鯉の数が少ないと感じられることが多くあるそうです。

  物理濾過
濾過機や濾材を使用して、汚物を濾し取る方法です。 濾材の目(隙間)が細かいほど細かい汚物まで濾し取りますが、目詰まりしやすいのでこまめな掃除が必要になります。 一般的な濾過機では、濾材で汚物を濾し取り、汚物が一定量以上になったら手動または自動的に濾材を洗浄するようになります。
生物濾過を主体にされている方も、物理的に汚物を取る濾過機を併用することにより、濾過槽の負担を減らしてより良い水を作ることができるものと思います。
全自動の濾過機を使用すると大変便利で、濾過機の掃除はもちろん濾過槽の掃除の回数も減らすことができます。 当店では湧清水を使用していて、お客様にもお奨めしています。
また、全自動の濾過機を沈殿槽の替わりに利用して、濾過機を通した水を濾過槽へ流す方もいらっしゃいます。 こうする事により、沈殿槽の底水を毎日抜く手間を省くことができます。
物理濾過だけでは水に溶け込んだ汚物は分解できないので、品評会を目標にされる場合は、やはり生物濾過との併用が必要だと思います。
当店では、湧清水とロール濾材やイセキ・ネットの入った濾過槽の併用や、湧清水とゼオライトやセラミック濾材の入った水路を併用して錦鯉を育てています。 湧清水と生物濾過を併用することにより、湧清水単独または生物濾過単独で濾過していたときに比べて、亜硝酸や硝酸などの増加が減り水質が安定しました。

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