「らんちゅう」の飼育を始めてから大事にしてきた、尾島系統・橋本系統・宇野系統などの血筋に、新しく取り入れた京都の系統を加えて子取りをしている中で、各鰭や尾の先まで赤く、腹まで赤い魚が多く出る系統です。 最近では、更紗の人気が高いためか、数が少なくなってきたようです。私共では、更紗系統と併せて、この猩々系統も大事にしてきました。一般に素赤と言われる、鰭や尾の先が白くなる魚と違って、鰭の先まで赤い猩々系統には、この系統の魚だけが持つ美しさがあるのではないでしょうか。 今後は、猩々になる魚の出現率を増やし、頭をはじめとして、理想を目指して更に改良して行きたいと考えています。 下の写真は、当店の猩々系統の親魚の1尾ですが、尾筒など魚が持つ太さを見てください。
|