A:まず飼育する容器は、FRPやコンクリートで作られた専用の池があれば最高ですが、熱帯魚用のガラス水槽でも、すくった鯉を入れたり洗濯をするようなタライでも、魚に有害な物質やアクが出ない容器であれば飼育することができます。置き場所や飼育環境・目的に合わせて、ご都合の良い容器を準備してください。 次に、エアーポンプです。卵から孵化したばかりの稚魚にはエアーレーションは必要ありませんが、一般的に販売されているような大きさの青子ですと、エアーレーションが必要になります。魚の数が多い場合や小さな容器で飼育している場合だけでなく、水温が高くなると水中の溶存酸素が少なくなるので酸欠の予防が必要になります。らんちゅうでも錦鯉でも、酸素が不足すると健康な魚を育てることができません。 毎日与える餌は、ブラインシュリンプ・ミジンコ・赤虫などや、青子が食べることができるサイズの人口飼料など、魚の大きさや目的に合わせた餌を選んで準備してください。 とりあえず、飼育する容器とエアーポンプ(エアーストンやエアーホースなどを含めて)と餌があれば飼育を始めることができますが、水替えのときに水温を合わせたり水温の変化を調べるための水温計、らんちゅうをすくうための網、選別用の網、選別用の洗面器も必要でしょう。 その他、水替え用の池や水槽か、汲み置きの水を作るタンクやバケツ・小型の自動給餌器・容器の掃除用の道具・水作りのための各種バクテリアやコンディショナー、・日光不足対策の照明器具とタイマー・保温用のヒーターとサーモスタット・水槽用の濾過機・病気予防や治療用の薬・塩分濃度計などがあると便利な品として上げられます。
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