錦鯉販売・らんちゅう販売専門店 / カトウ養魚場

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梅雨の期間の飼育


(1)水温の変化に注意する
 気温の上昇に伴い水温も上昇し、青水が濃くなりすぎたり、水質が急に悪化することがありますので注意してください。
 逆に、思ったほど気温が上がらない日があり、水温も余り上がらない場合もありますので、天気予報を参考にして餌の量を控えたり(減らしたり)して調整します。
 水温が上昇したり、水質が悪化すると池の中の病原菌が増えやすく、逆に水温が急に下がると魚が弱り、どちらも発病しやすい状態になると言えますので注意が必要です。


(2)雨水の混入に注意する
 雨水の混入は、水質を急激に変化させたり、水温を急に下げたりします。屋外の池では雨水が大量に混入しないように、池の全体または一部に覆いをするなどの対策をしてください。
 オーバーフローのない池は、降り込んだ雨水が全て池に溜まるので影響が出やすいですし、当歳魚も影響を受けやすいので注意してください。雨が降り続くような時は、餌の量を控えめにしたほうが安全です。
 雨水は思った以上に水温が低いですし、最近の雨は酸性が強いので影響が出やすいと言えます。
 昔の梅雨時期は「しとしと」と表現されるような雨の降り方でしたが、最近では水害が起きるほど集中的に降ることが多々ありますので、天気予報を見て十分に注意してください。テレビ番組でも、「日本の雨の降り方が、地球温暖化の影響があるのか、熱帯的な降り方で、集中して降るようになってきたと思う。」と、話されていました。


(3)蒸れに注意する
 雨水よけに覆いをした池では、空気の流れが悪くなり、覆いの中が蒸れた状態になるので、天候を見ながら覆いを小まめに開け閉めします。気温が高いときや、雨がやんで日差しが出たとき、風が吹かないときなどは蒸れ易くなります。
 当歳魚は蒸れた状態が続くと、必ずと言ってよいほどエラ病になりますので、特に注意してください。


(4)餌の傷みに注意する
 高温多湿の環境では、餌が傷みやすくなります。人口餌も油断するとカビが生えたり、内容成分が酸化します。傷んだ餌は、体調不良や病気の原因になるので与えないようにします。
 餌が傷まないように冷蔵庫へしまっている場合は、餌の出し入れの際の温度差により、餌や容器に水滴が付き、かえって湿気てしまうことがあるので注意してください。

(5)餌の量と与え方に注意する
 水温も高くなり、魚も餌を欲しがるのでついつい餌を多く与えがちですが、同じ水温でも梅雨の間と梅雨明け後では、魚に対する影響の仕方が違います(夏と違い、天候や水温の変化が大きいため、影響を受けやすいと考えられます。)ので、飼育経験の少ない方は梅雨の間の餌は腹八分目のほうが安全です。
 当歳魚は、魚の基本となる骨格などが形成される時期ですので、内容成分が良くて消化の良い餌を、魚の状態を見ながら与えるようにします。
 しかし、この時期はエラ病が発生しやすい時期ですので、魚の状態を良く観察して、異常の早期発見・早期治療に努めます。魚の大型化を目指して大量に餌を与えている方は、特に注意が必要となります。
 また、当歳魚も二歳以上の魚も、一度に大量に与えるのではなく、餌食いの状態を見ながら、一日に数回に分けて与えるようにします。


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