高タンパクや色揚げ成分の多く入った餌は、どちらかと言うと消化が悪い物が多いので、水温の低下に併せて消化の良い餌に切り替えていきます。高タンパクの餌は、水温20度以上での使用を推奨している品が多いようです。餌の切り替えは、水温25度と20度が一つの目安になると思います。 また、色揚げの餌は、色揚げ効果が出始めるまでに2週間ほどかかると言われますので、品評会直前ではなく早くから与えないと期待したような効果を得ることができません。
2歳魚・親魚 目に見えて魚が大きくなるほど十分な量の餌を与えると姿形が崩れやすいので、量は控えめにして、良質の餌を満腹にならない程度に与えたほうが良いようです。 しかし、空腹のため常に餌を探して泳ぎ回るようでは、尾形などに影響が出てきますし、越冬までには栄養を蓄えないといけないので、痩せすぎにはならないように、魚の姿形や運動量を見ながら餌の量を決めてください。
当歳魚 水温が適温になるにつれてますます餌を良く食べますし、まだまだしっかりと飼い込む季節ですが、餌を与えすぎると肥満魚になりやすく、姿形にも健康にも悪影響を与えますので、節度ある餌やりが必要になります。大量に餌を与えている(食べている)魚は病気に弱いですし、大量の餌は水質も悪くして病気になりやすい環境を作りますので、その点を常に頭に置いて飼育してください。
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