錦鯉販売・らんちゅう販売専門店 / カトウ養魚場

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10月の飼育


飼育の注意点
 10月に入ると、朝夕の冷え込みも強くなり水温も下がりますので、魚の動きが緩慢になってきたり、餌食いが悪くなってきます。それに伴って、品評会へ出品する魚は欠点を補い長所を伸ばすように最後の仕上げをし、その他の魚は魚を大きく育てる飼育から、越冬や来春の産卵に向けて備える飼育に切り替えていくようになります。

餌について
 餌は栄養成分がバランス良く含まれた、消化の良い物を与えるようにします。販売店で、餌の特徴や適した水温などについて説明を聞いて選ぶと良いでしょう。
 冷凍でも良いので、赤虫やミジンコを与えたり、魚のための健康食品を利用するのも良いことだと思います。
 水温の低下に伴って食べるのに時間がかかるようになるので、餌の量は夏と比べるとやや少なくなります。その分、池壁や底のコケや、青水の植物プランクトンを食べさせるようにします。

水替え・その他
 夏と比べると青水になるのが遅くなりますので、当歳魚で1週間弱、2歳魚や親魚は1週間を目安にして、今まで魚が入っていた池の青水を1割から2割使って水替えをします。池の掃除も壁や底のコケを残すようにします。

 秋雨が降るような日や、夜間に冷え込みが予想される場合は波板などで覆いをして、雨の吹き込みや水温の低下を防ぎます。

 これからは水温が下がる一方となり、越冬が控えていますので、病気にならない飼育を心がけ、もし病気が出たら早めに治療して、越冬までに完全に治しておくようにします。

品評会について
 10月から11月にかけては、毎週どこかで品評会が開催されるような品評会の最盛期です。丹精込めて育てたらんちゅうを見て貰ったり、また素晴らしいらんちゅうを見ることができる楽しい季節です。
 しかし品評会は、水質・水温・環境が変わり、会場まで長時間移動したり、酸欠になりやすかったり、当日の天候により水温が上昇したり冷え込んだりと、魚に強いストレスがかかります。魚を出品する人も見学する人も、魚に余計なストレスを与えないために次のような注意をしてください。

出品する人
 餌を食べている魚は、空腹の魚と比べて弱いので、最低限前日から餌をきります。本当は2日から3日ほど餌をきったほうが良いと思いますが、長期間餌をきると魚が痩せてしまい品評会で不利な場合があるので、その点の兼ね合いが難しいところです。
 品評会当日に魚の状態が少しでも良くないと感じたら、残念ながら出品を諦めてください。品評会終了後に病気になったり、最悪の場合死んでしまうこともあります。また、病気に罹っている魚を出品すると、病気を広めてしまい他の方に迷惑をかけてしまいます。
 品評会から戻った魚は、一般的に使われる薬でよいので必ず消毒してください。使用する薬の種類にもよりますが、魚の状態を見ながら5日から7日で水替えをして、合わせてもう一度消毒をすると更に良いでしょう。
 品評会の行きと帰りの移動中に薬浴する場合は、道中で魚の状態が悪くなっても入れ替える水がないので、薬の濃度に十分注意してください。
 品評会から戻った当日と翌日は餌をきって、2日目ぐらいから通常の3分の1か半量から与え始めて、再度消毒をする日は餌をきって、10日間ほどかけて通常のペースに戻していきます。
 品評会から戻った魚は、できれば消毒が済んで病気の感染がないことが確認できるまで、他の魚と接触しないように隔離しておくとより安全です。当店でも販売しています、「らんちゅうミニ池」などを利用して頂くと、隔離消毒などにも便利です。
 蓋付きのバケツ型容器などで魚を運んだ方は、念のために容器も同じように消毒しておくと安心です。

見学する人
 品評会場では、係員の指示や規則に従って観賞してください。
 写真を撮ったり泳ぐ姿を見るのに、展示魚が入った洗面器に手を入れたり、縁を叩いて魚を驚かすことは絶対にしないでください。
 また、洗面器の近くで大声を出したり、水面に写った人影が急に動くと魚が驚きますので注意してください。
 お子様連れで見学される場合は、お子様が会場を走り回ったり、魚を脅かしたりしないようにも注意してください。

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