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越冬方法の考え方について


越冬方法について
 越冬の方法はいろいろな考え方があり、それぞれに一長一短がありますし、飼育環境や飼育方法により最適な方法が違います。
 主な方法を挙げてみますので、皆様の判断で最適の方法を選んでください。

越冬に使う池の場所
日当たりの良い池
(長所) 日中に水温が上がる。青水を維持しやすい。
(短所) 一日の内での水温の変化が大きくなる。青水が濃くなりすぎる場合がある。

日陰の池
(長所) 一日の内での水温の変化が少ない。
(短所) 水温が上がらず、低いままになる。青水を維持し難い。


越冬に使用する水
青水を使用する
(長所) 同じ水温でも魚にとってやさしく感じられる。更水よりも水温の低下が穏やかになると言われる。越冬中の餌となる植物プランクトンを含む。外から見え難いので、魚が安心して落ち着く。
(短所) 適度な濃さの青水の維持が難しく、濃くなり過ぎたり薄くなったりする。魚の状態がよく見えないので、異状に気付き難い。池底に溜まった汚れが分からない。(餌を時々与える方法では、食べ残しが分からない。)

青水を使用しない
(長所) 魚の状態が観察できる。青水が維持できずに透明になった場合、池底に沈んだ植物プランクトンが水質悪化の原因となる場合があるがそれがない。
(短所) 魚にやさしいとか水温の低下が穏やかになると言われる効果が利用できない。餌となる植物プランクトンを利用できない。魚が怯える場合がある。


餌止めして越冬に入る水温
12度から13度
(長所) 比較的高めの水温で餌を切るので、越冬前に消化不良になり難く、それに伴い越冬中の事故が少ない。
(短所) 比較的早い時期から越冬に入るので、その分越冬期間が長くなる。

10度くらい
(長所) 長めに餌を与えることができる。比較的越冬期間が短くなる。
(短所) 消化不良になりやすい。


越冬中の餌やり
水温の高くなった時だけ、ごく少量の消化の良い餌を与える
(長所)越冬中の体力維持がしやすい。青水の維持がしやすい。越冬中も消化器官が働くので、春先の餌付けがしやすくて事故が少ない。
(短所)消化不良になる場合がある。水質が悪化する場合がある。

全くやらない
(長所)消化不良などの事故が起こらない。水質の悪化が減る。
(短所)越冬中に痩せて体力が落ちる。青水の維持がしにくい。越冬中に消化器官が殆ど動かないので、春先の餌付けが難しくなり、事故が起きる場合がある。


越冬中の覆いの材質
光を通す
(長所) 太陽光が通るので、水温が少しでも上昇しやすい。太陽光が通るので、青水を維持しやすい。
(短所) 水温の変化が大きくなる場合がある。

光を通さない
(長所) 池の中が暗くなるので、魚が落ち着き、泳がないので体力の低下を防ぐことができる。
(短所) 太陽光が通らないので、青水を維持しにくい。蓋をしたままでは、池の中の状態が全く分からない。


越冬中のエアーレーション
通常通り
(長所) 酸欠を防げる。青水を維持しやすい。水質の悪化を減らすことができる。エアーポンプの暖かい空気を利用できる。
(短所) 水が動くと、水温が下がりやすいと言われる。魚がじっとしているのに、体力を使うと言われる。

止める
(長所) 水が動かないので、水温が下がり難いと言われる。魚がじっとしているので体力を使わないと言われる。
(短所) 覆いの仕方が悪い場合や、雪に埋もれたりした場合に酸欠になりやすい。青水を維持しにくい。水質が悪化しやすい。


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