1月は越冬の真っ最中です。通常は餌を与えませんし、水替えも行いません。 青水の維持のために、天候の良い日に覆いをめくって日光を当て、同時に魚に異状がないかよく観察します。蒸発などで水が減っていたら、汲み置きをして十分にこなれた水にお湯を足して、越冬池の水温と合わせた水を足してやります。 水質の悪化が進んで魚の生命にかかわるような状態になってしまっている場合は、越冬池の水を2割から3割程度そっと抜いて、水を足す場合と同じようにこなれた水の水温を合わせてから、抜いた分だけ足してやります。魚が冷たい空気に触れると、凍傷のような状態になるためか、鰭などが血走ったようになりやすいので空気に直接触れないように注意が必要です。 池が雪の中に埋もれてしまった場合は、空気の通りに気をつけて酸欠にならないように注意します。 暖かい日にだけ餌を与える越冬方法を選んだ方は、天候がよくて水温が上がり、魚にも少し動きが見られるような日のお昼頃に、消化の良い餌に水を含ませて指先で簡単に潰せるくらいに軟らかくして極少量だけ与えます。くれぐれも消化不良には注意が必要で、水温が下がり始める午後2時くらいまでには消化できるようにし、当日は暖かくても翌日から冷え込むような日は中止します。
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