らんちゅうは5日から1週間程度で水替えをしながら育てるので、屋外で育てる方が管理が楽に行えますが、室内飼育でも十分に楽しめますし、室内飼育を楽しむ愛好家も大勢いらっしゃいます。そうした方々はそれぞれに室内飼育での管理の仕方や、水替えを減らす方法などを考えられていらっしゃいます。 最近では愛好家の方々の間でも、熱帯魚などはかなり実用化されているような、水を浄化するバクテリアを定期的に添加したり、水槽の中で繁殖させたりする方法が取られています。 しかし、金魚の場合は餌の量が多くて水の汚れも激しいため、熱帯魚ほど水が長持ちしないようですし、水面の泡が消えにくくなったり、水中のミネラル分が減ってしまったり、バクテリアの増殖のために水が濁って(茶色くなる場合が多いようです。)魚が見えなくなるような弊害も出るようです。 今のところは水替えの間隔が長くなる程度が多いようですが、魚の数を減らしたり強力な濾過器を併用したりして、半年から1年近く水替えをせずに、水の蒸発した分を足し水するだけで飼育している話が聞かれるようになってきました。このような方法がさらに改良されると、室内でのらんちゅう飼育が楽に行えるようになり、愛好家の数も増えて、皆様に手軽にらんちゅう飼育を楽しんでいただけるようになるのではないでしょうか。
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