錦鯉販売・らんちゅう販売専門店 / カトウ養魚場

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らんちゅう歳時記 入門編2


夏の飼育
 夏は、らんちゅうが大きく成長し、年齢に応じた体形に育つための大切な時期です。水温の高い夏の間も、酸素欠乏と水質の悪化に注意すれば、どんどん餌を食べて、どんどん大きくなりますが、姿形が崩れないように餌の量を調節する注意も必要です。
 当歳魚は色変わりした色も濃くなり、頭(かしら)の肉瘤(コブ)も発達してきて姿形もらんちゅうらしくなってきます。2歳魚や親魚も、一回り大きく成長して年齢に応じた風格が出てきますし、来春の産卵に向けての栄養を蓄えます。
 日当たりの良い池では、夏の間に水温が35度を超えるような時があります。らんちゅうは錦鯉と違い、徐々に水温が高くなる場合は高水温に比較的強いようですが、それでも水温が上がり過ぎないように、風通しを妨げないように注意して遮光をしてやると良いでしょう。池の上へ板を1枚乗せるだけでも、2〜3度は水温の上昇が抑えられます。
 また、青水の濃度は飲み頃の抹茶の色が限界と言われていますので、濃くなり過ぎないように水替えを行います。青水の濃い状態で強い日差しがあたると、鰭や体に小さな気泡が付く「気泡病」・溶存酸素濃度が高くなりすぎて血液中に酸素の泡ができて魚が水面に浮いてしまう「ガス病」・鰭が日焼けして傷む「尾焼け」等が起こりますので注意が必要です。

青水について
 説明の中で度々登場する「青水」(あおみず)について、No.1の「青子と青水」(あおことあおみず)の項に補足して少し詳しくお話します。
 青水とは植物プランクトンが繁殖して緑色になった水のことで、らんちゅうの糞や尿・餌の食べかすなどの汚物から出る水中の窒素成分(アンモニア・硝酸など)を栄養として植物プランクトンが繁殖し、透明の水がだんだん濃い緑色になって行きます。おいしい緑茶くらいの濃さの青水(水深が20センチとして、池の底がうっすらと見えるくらいの青水)を維持できれば最高で、飲み頃の抹茶の濃さは限界と言われています。
 この青水はらんちゅうの飼育には欠かせないもので、植物プランクトンはらんちゅうの餌となりますし、青水の使い方の上手下手で飼育に差が出ます。成長の良し悪し、尾の張りや頭の肉瘤(かしらのこぶ)の出など姿形の良し悪し、色彩の良し悪しなどに影響するほか、水替えの時の新水が与える刺激の緩和や、寒い時期の保温などの効果もあります。
 例えば、水替えをしたばかりの新水では餌食いが良く、縦方向への成長が良く魚が長くなりますが、頭(かしら)や鱗の成長が間に合わず縦方向の成長に追いつかないので、頭の肉瘤(かしらのこぶ)の発達が不十分になったり鱗が粗い感じになる傾向にあると言われます。併せて、新水では魚が良く泳ぎ回るので運動量が増え、青水では運動量が減るので、当然尾の張りや形にも影響が出てきます。
 そこで、極端に言うと新水で魚を伸ばして青水で締めるを繰り返して魚のバランスを取るとも言え、新水と青水の使い方で魚の成長や姿形を調整していくことになります。
 また、錦鯉もスピルリナなどの植物プランクトン入りの餌を使い色揚げ(赤の色を濃くすること)をするのと同じで、青水の中の植物プランクトンや池壁に着いた藻を食べることにより、らんちゅうの色が良くなりますし、併せて肉瘤の発達も促進されます。
 しかし、注意しないといけないのは、青水にも「良い青水」と「悪い青水」があるということです。言葉で言うのは難しいのですが、良い青水はさらっとした感じの青水で、悪い青水はドロドロとした感じの青水と言ったら良いかも知れません。悪い青水は、死んだ植物プランクトンや汚物が底に沈殿したり浮遊して水が腐りかけていますので、最悪の場合らんちゅうが死んでしまいます。
 特に夏場に水温が上がると汚物の腐敗が進むので水が悪くなりますし、「夏の飼育」の項に書いたような「気泡病」「ガス病」「尾焼け」に対する注意も必要です。
 らんちゅうの場合、春から秋の成育シーズン中は5日くらいの間隔で水替えをしますので、青水が「悪い青水」になることは少ないと思いますが、青水の効果に期待しすぎて、濃い青水になるまで長期間水替えをしないのは危険です。
 また、魚の姿が見えないくらいまで青水が濃くなると、水替えで魚を移動する時に魚に網を当ててしまい、尾鰭が傷んで尾形が悪くなったり、体に傷をつけてそこから病気なったりする場合がありますので、その点でも注意が必要です。

人工餌
 最近では人工餌の改良が進み、稚魚の時期を除いて人工餌を使ってらんちゅうを育てることもできるようになってきました。今までは鱒(ます)や鮎(あゆ)の餌を利用していましたが、最近ではらんちゅう用に作られた餌も多く発売されています。
 当歳魚も夏になれば人工餌を食べることのできる大きさになりますし、2歳魚や親魚も人工餌を中心として飼育することができます。
 人工餌は、手に入りやすい・使いやすい・品質が安定している・保存がしやすい等の利点がありますが、天然の餌と比べて消化が悪い・余分な脂肪が付きやすい・水が汚れやすい等の欠点もあります。
人工餌も、タンパク質の含有量等の主成分は天然の餌に負けない所まできていて、通常の餌として利用する事ができます。
 しかし、魚の健康状態を守る働きがあると言われている、微量栄要素と言われる栄養成分が不足する場合もあり、人工餌を主力に与えている人も時々は天然の餌を与えたり、錦鯉で使われている魚のための健康食品を与えるのも、不足する栄養を補うのに良い方法ではないでしょうか。
 また、品評会を目指す方でも、人工餌をブレンドしたり季節により使い分けたりして上手に育てる方がいらっしゃいますが、生きた餌でも冷凍でもいいのでミジンコや赤虫を与えることができれば、魚の「でき」や「味わい」が違うように思います。

秋の飼育
 9月に入ると、日中は真夏の暑さでも朝夕は秋の涼しさを感じさせる日があり、日中と夜間の温度差が大きくなってきます。
 10月、11月と徐々に水温も下がってきますので、飼育も水温の変化や低下に対する注意が必要になってきます。水温の低下が目立つようになれば、夜間は保温のために過保護にならない程度に覆いをしたり、水替えの時に使う青水の割合を増やしたりするようになります。青水は魚への刺激が少ないだけではなく、同じ水温でも魚には温かく感じられる効果があるようです。これは人間のお風呂でもさら湯は肌への刺激が強いが、入浴剤を入れると肌に優しくなると言われるのと同じようなものだと思います。
 水温の低下に伴い徐々に餌食いが悪くなってきますが、越冬のための栄養分を蓄えさせるために、食べ残しや消化不良には注意しながら消化吸収の良い餌を与えます。特にメスは、来年の卵を持つ大切な時期ですので、体調を壊さないように一層の注意が必要です。
 水温の変化が大きくなると、全体に白っぽい感じになるいわゆる「カゼひき」症状や、白点病などが発生する場合がありますので、越冬中の死亡などの事故を防ぐためにも適切な消毒・治療をして、秋に発生した病気は冬眠に入る前に完全に治しておかなければなりません。
 厳しい寒さを乗り切る越冬を控えているわけですから、その事を頭に入れて十分に注意した管理が大切です。

品評会
 秋はらんちゅうが1番美しくなる季節です。9月下旬頃から11月中旬頃にかけて、各地で品評会が開催されます。皆様のお近くでも、きっと品評会が開催されると思いますので、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
 品評会では、年齢で当歳魚・2歳魚・親魚(3歳以上の魚)の3部門に分けて審査されますが、当歳魚を大きいサイズと小さいサイズに分けて審査する愛好会も増えてきているようです。
 錦鯉の品評会と違って、入賞したらんちゅうは相撲の番付にならって大関・関脇・小結などの順や、優等の1席・2席・・・・2等の1席・2席・・・・などと評価され、1尾ずつ白い洗面器に入れ、出品者の名前や、会によっては併せてらんちゅうに付けられた名前を書いた札をつけて展示されます。
 らんちゅうは作るものと言われるくらい飼育技術による差が大きく出ますから、品評会は愛好家の腕の発表の場ですし、品評会の当日にらんちゅうが一番良い状態になるように飼育をしないといけません。しかも、当歳で1番だった魚が、2歳や親でも1番になるのが難しいところが、飼育の難しさであり面白さでもあります。
 また、品評会は優劣を競うばかりではなく、飼育管理や病気などの情報を交換する大切な場所にもなっています。
 今までのらんちゅうの品評会では、品評会中や魚を家へ持ち帰ってからの病気を予防するための消毒などが、錦鯉の場合に比べると不十分だったように思います。最近では新しいタイプの病気の話も聞きますので、品評会から持ち帰った魚は必ず消毒をした方が良いでしょう。品評会から持ち帰った魚は適量の薬で短時間薬浴してから池に戻すか、魚を戻した池全体を消毒するなど、愛好家も病気に対する予防が必要です。
 品評会を拝見していつも思うのですが、出品魚をまとめて入れる水槽や、展示用の洗面器での酸素補給が不十分なように思います。品評会へ出品して魚がストレスを感じている所へ酸素不足が重なると、魚の抵抗力が落ちてしまい普段なら寄せ付けないような病気に感染したり、品評会終了後に体調を壊したりしてしまうのではないでしょうか。
 晴れ舞台へ出品した大切ならんちゅうですので、品評会の間も終わってからも大切に扱ってください。

冬の飼育
 寒さの厳しい北国と穏やかな南国では、越冬方法にも違いがあると思いますが、過保護にならない程度に保温などの保護をして冬眠させます。室内で加温飼育すると、産卵時期に発情せず、子取りができなかったり産卵が遅れることがあります。
 12月中旬頃の暖かい日を選んで、汲み置きした新水を7割に、今までらんちゅうが入っていた池の青水を3割くらい足して、薄く緑色になった程度の水で、今年最後の水替えをします。この時に新しい池の水温が、今まで魚が入っていた池の水温と同じか1度くらい高くなるようにお湯を足して調節します。
 新水と青水が5対5くらいの割合が良いと言う人もいますが、私の池では青水が多いと越冬中に水が悪くなるので、青水を3割くらいにしています。それでも、春までには濃い青水になってしまいます。日当たりの良い池やらんちゅうの飼育密度が高い場合は、越冬中に青水が濃くなり水が傷みやすいので、私のように青水の使用量を控えめにした方が良いと思います。
 しかし、青水は同じ水温でもらんちゅうが暖かく感じるような保温効果があるばかりでなく、植物性プランクトンは越冬中の餌にもなるので、私は必ず青水を使って越冬させます。(日光の当たらない北側に池のある愛好家で、冬眠中に青水を維持できないので、初めから新水だけで冬眠させると言われるかたもいらっしゃいます。)
 越冬中は池の水深を深くして水量を増やしたり、池の周囲を発泡スチロールなどの断熱材で囲うのも、水温の変化を穏やかにするために良い方法でしょう。水面に氷が張るような寒さでも越冬しますが、急激な水温の変化は思わぬ事故の原因になる場合があります。
 水替えの後、空気の流れを遮らないように注意して、雪や雨が入らないように蓋をします。らんちゅうが落ち着くように光を通さない蓋をする人もいますが、日光が当たると水温が上がりますし、青水を維持しやすいなどの利点があるので、私は半透明の波板を使っています。
 また、水が動くとらんちゅうが体力を消耗し、併せて水温が下がると言う理由でエアーレーションを止める人もいますが、池が雪に埋もれると酸欠になる恐れがありますし、止水では水が悪くなりやすく、エアーポンプも結構熱を持ち暖かい空気を送るようですので、私は夏と変わらないほどのエアーレーションをしています。
 越冬中に青水が澄んできてしまった場合は、天気の良い日に覆いの蓋をめくって、できるだけ日光を当てて青水に戻るようにすると良いでしょう。
 越冬前の水替えと併せて、水温が10度を下回るようになったら餌を止めますが、餌を止めるとらんちゅうは池の底でじっとして冬眠に入ります。冬眠中は動きが鈍くなり、ネズミなどの外敵に襲われやすいので、隙間のないように金網の蓋をするなどして外敵の侵入を防ぐための注意も必要です。
 このような状態で来春3月頃まで冬眠させますが、その間も天気の良い暖かい日は蓋を取って直射日光を当て、同時に魚の状態を観察し、水が減っていれば池の水より温かい水を足してやります。
 1月や2月は原則として水替えは行いませんが、蓋をめくった時に魚の状態や水の状態が悪い場合だけ水を替えてやります。この場合も、越冬前の水替えと同じように行いますが、水温の調節には特に注意を払います。
 冬眠中はらんちゅうの姿を見ることができず寂しい季節ですが、私は今年の飼育を振り返り改善方法を考えたり、子取りや成長に思いをめぐらせて計画を立てて過ごしています。

春の水替えと餌付け
 その年の気候にもよりますが、3月中旬頃に天気が良くて暖かい日が2〜3日続くような日の午前中を選んで、1回目の水替えを行います。何ヶ月も水替えをしていないので青水も濃くなっていて、きれいな水に替えてやりたいところですが、新しい水を多く使うと環境がいっぺんに変わってしまい刺激が強すぎるので、汲み置きした新しい水を3〜4割に、今までらんちゅうが入っていた池の青水を7〜6割足して水替えをします。
 その後は10日に1回くらいの間隔で、汲み置きの新水と青水を半々くらいの割合で水替えをしますが、水替えの刺激は魚の発情も促進しますので、子取りのシーズンになるまでは水替えには青水を多く使い、回数もできるだけ減らします。
 水替えで魚が入っていた池の青水を使う時に、池の底にはフンなどの重い汚物が沈んでいますので、汚物が入らないようにうわみず上水をそっとすくい、目の細かいゴミ取り網などで漉して新しい池に入れてやると良いでしょう。
 更に、何度も言いますがいつでも水替えをする場合は、新しい池の水温が、魚が入っていた池の水温と同じか1度くらい高くなるようにお湯を足して調節してください。水替えの時に、水温に気を使うだけでも病気の発生を減らすことができます。
 天気が良く暖かい日は池の覆いを取って日光を十分当ててやりますが、夜間は冷え込むので当分は夜間の覆いが必要ですし、雨降りの日や寒い日は日中でも覆いをしたままにして、水温の低下を防ぎ魚にかかる負担を減らします。
 水温が10度くらいになり安定してくると、らんちゅうも餌を欲しがるようになりますが、越冬中は何ヶ月間も餌を食べていなかったので、急に餌を与えると消化不良を起こし病気の原因になります。消化の良い餌を極少量から与え始め、消化器官を徐々に慣らしていきます。人間でも絶食した後は、おもゆやお粥から食べ始めるのといっしょです。
 3月中は天候の良い暖かい日を選び、週に2〜3回消化の良い餌を与えますが、夕方からは気温が下がるので午前中か遅くても午後2時ころまでに与えるようにします。
 餌を与え始めると魚の動きが活発になるので、水温と魚の動きやフンの状態を見ながら餌の量や回数を少しずつ増やしていきます。黒っぽくて長いフンは体調が良い証と言われますが、透明か白色で水面に浮くフンや白と黒が交互にまだらになったフンは消化不良ですから、餌の量や回数を減らしてください。
 餌も発情を促進する刺激になりますが、餌を大量に与えて体に脂肪が付き過ぎると、メスは難産にオスは精力不足になりやすいので、子取りが終わるまでは消化吸収の良い餌を控えめに与えます。おなかが減れば青水の中の植物性プランクトンや池壁の藻などを食べるので、餌が少なくても心配ありません。
 餌を与え始めるころから、オスは胸鰭のおい追ぼし星がはっきりしてきますし、メスは卵が成熟してふっくらとしたメスらしい体形になってきますので、水替えの度に性別を調べてオスとメスを別々の池に分けて飼育し、親の組み合わせや産卵の計画を立て子取りのシーズンを待ちます。オス・メスをいっしょの池で飼育していると、知らないうちに産卵してしまい、子取りが失敗してしまうことがあるのでオス・メスの選別には注意が必要です。

親魚の選び方
 錦鯉もらんちゅうも同じで、良い親から必ず良い子が産まれるとは限りませんが、系統の良いしっかりとした親からは、良い子が産まれる確率が高くなります。
 らんちゅうの場合は、系統が良くないのに飼育技術だけで欠点が目立たないように上手に育てられた(作られた)魚を親にすると、子供に欠点が多く出てしまう事がありますし、系統が良くても子供に遺伝しやすいような欠点を持った、親魚に向かない魚もいます。
 なかなか全ての条件を満たした親魚はいませんが、頭(かしら)の肉瘤(こぶ)の出が良い、背形が良い、尾形が良く泳ぎが良い、鱗並びが良いなど、最低1箇所はどこかに良い所(長所)を持った魚を選び、それぞれの長所が遺伝して良い所が組み合わされて出てくるように、オス・メスの組み合わせを考えて子取りをします。例えば、頭(かしら)の肉瘤(こぶ)の出が良いメスに、背形が良いオスと尾形が良いオスの2尾を交配してみるなどです。
 しかし、次のような魚は親に向かないと言われています。尾の開きが悪く、張りのないしぼんだ尾形の魚。尾鰭の尾芯(びしん・中央部の芯になった親骨)が尾の付け根の鱗のある部分に食い込んでいる「サシ」と言われる魚。背形が悪く、特に背中に大きな凹凸がある魚。尾筒が細長くて間延びしたような魚。頭(かしら)の肉瘤(こぶ)の発達が極端に悪い魚。泳ぎが極端に悪い魚。尾鰭が極端に大きい魚。鱗が粗く大きくて、並びが不揃いな魚。以上のような魚は、他に長所を持っていたとしても親魚に使わない方が良いでしょう。
 さらに、魚の健康状態や成熟度も、親魚選びの大切な要件です。産卵には体力を使いますので、越冬中や春先に病気になった魚は、たとえ産卵までに病気が治ったとしても親には使えませんので、越冬中の管理や春の餌付けには十分注意し、病気にしないような飼育が必要です。
 また、親魚にするのは、メスもオスも3歳か4歳くらいの魚が最適です。メスの場合、体が大きく育っていても当歳魚(明け2歳)では成熟不足で卵が小さくて親にはむきませんし、逆にあまり年を取った魚も、産卵が遅れたり難産になったりで親魚には向きません。オスは当歳魚(明け2歳)でも、発情すれば親魚として使えます。
 らんちゅうの年齢を人間に当てはめると、2歳が15歳前後、3歳が25歳前後、4歳が30歳前後に相当するそうです。
 以上のような点に注意して、自分の理想とするらんちゅうを思い描いて親魚を選び、子取りに挑戦してみてください。

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