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鯉の雑学



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5.鯉の大きさ
 真鯉の場合、近年では153センチで45キロという記録が、「淡水増殖学」という本に載っているそうです。
 昔から池や沼の主として、ものすごく大きな鯉の話が伝わっていますが、真実はどうなのでしょうか。
 江戸時代の本には、寛政5年に琵琶湖で7尺の鯉が釣れたという話が出ているそうで、7尺というと現在では210センチ以上になるので驚きです。
 今でも琵琶湖などでは1メーターを超える鯉が釣れるそうですし、茶鯉や黄金などでは1メーターを超える鯉が品評会へ出品されていますし、最近では紅白や大正三色でも1メーター近くに育っている鯉が見られるようになってきました。

6.野生鯉と養殖鯉
 一般に真鯉と言うと1種類だけのようですが、実は昔からいる野生種と主に食用に改良された養殖種(大和鯉と呼ばれます)がいます。野生種の鯉は体高が低くてすらっとした体形で、養殖種の鯉は体高が高くてずんぐりとした体形です。
 以前にNHKで多摩川の生物に付いての番組が放送されていましたが、体高の低い野生種の鯉と、養殖場から逃げ出したり放流されて増えた養殖種の2種類の鯉がいると紹介されていて、見た目も明らかに違いが分かりました。どちらの鯉も仲良く泳いでいたので交雑が考えられるのですが、そのテレビに映っていた限りでは、中間的なタイプはいないようでした。
 別の資料によれば野生種の鯉も、昔からの姿を残していると思われるタイプの鯉と、琵琶湖などに見られるタイプの鯉に区別されることもあり、体形や色などの特徴が違うようです。
 錦鯉では尾筒部分の体高があるほうが大きくなると言われていますが、錦鯉の元となった養殖種の大和鯉は、野生種の鯉に比べて尾筒の体高が低いのが特徴のようです。

7.鯉の体の特徴
 ご存知の方も多いと思いますが、鯉には胃がありません。食道からすぐに腸になるために、食いだめができないと言われています。胃がないので食道部から消化酵素を分泌し、腸で炭水化物はグルコースなどに、タンパク質はアミノ酸に分解され消化吸収されます。腸が消化と吸収の両方の働きをしますので、腸の長さは胃のある魚より長くなっています。
 さらに、肝臓と膵臓(すいぞう)がいっしょになった肝膵臓といわれる器官を持っています。
 口には歯がありませんが、喉の奥に3列に並んだ咽頭歯と呼ばれる臼状の歯があり、この歯でタニシの殻やザリガニなど硬いものを噛み砕いて食べます。以前に見たテレビ番組では、お寺か神社の池の鯉が死んだ時に解剖したら、何匹もの鯉が参拝客が投げ入れた硬貨を飲み込んでいて、その硬貨が折り曲がった状態で出てきたので、それほど強い力で物を噛んでいるのが分かったと紹介していました。

8.鯉の鱗
 鯉の鱗は大きく美しくて整然ときれいに並んでいるので、魚と里と言う字を併せて鯉の字ができたと言われます。大きな鱗が揃って並び覆鱗が揃った様は、錦鯉でも美しさの一つと言えるでしょう。
 体の横には側線がきれいに並び、この側線がある鱗の枚数を側線鱗数と言うそうですが、側線鱗数が36枚あるということで、シャレて?昔から「六六魚」とも呼ばれます。
 しかし、実際には側線鱗数は、33枚くらいから40枚くらいまでバラツキがあるそうで、体高の高い鯉(養殖種の鯉)は側線鱗数の少ない鯉が多いそうです。錦鯉も養殖種の鯉と同じと考えられるので、野生種の鯉より鱗が大きくて側線鱗数も少ないのかも知れません。
 また、水温が高いと成長し水温が低いと成長が止まることにより、鯉の鱗にも木と同じような年輪ができますが、暖冬だと年輪ができないときがあるそうなので、ハウス池で暖房をして育てられた錦鯉には鱗の年輪ができにくいかも知れません。

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